コンフィデンスマンJP始まりましたね。
いやぁ面白かった!
スピード感のある展開で一時間半があっという間に感じました。
見逃した方のため、あらすじと感想を書きます。
あらすじ
ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)リチャード(小日向文世)の3人は「信用詐欺師」。
今回のターゲットは経済ヤクザという裏の顔を持つ公益財団「あかぼし」会長・赤星栄介(江口洋介)。
赤星には多額の裏金を現金で持っており、何とかして海外にその金を持ち出そうとしていました。
まず、リチャードが船の船長に扮して赤星に接触するも、正体を見破られ、手下にボコボコにやられて入院させられてしまいます。
リチャードの復讐を誓い、ダー子は天才的な才能で3ヶ月で本物のCAとなります。
また、ボクちゃんは航空会社オーナーの息子に扮し、裏金の輸送手段を持っている所を見せ、赤星に接近します。
信頼を勝ち得た二人は現金20億をマニラに運ぶ計画を任されます。
計画当日、いわき空港に国税局査察部が現れ、アタッシュケースの中身を検査されます。
これはダー子の用意したニセ国税局査察部。
ここで現金がみつかり赤星逮捕・・・のはずが、中身に現金はありません。
さらに騒ぎを聞きつけた警官にニセ国税局査察部は追われます。
その隙に、本物の現金の入ったアタッシュケースを持った赤星の手下が現れました。
赤星は飛行機に搭乗、ダー子とボクちゃんは、裏切り者と認定され、マニラ到着後殺すと脅されます。
絶対絶命・・
その時、飛行機がエンジントラブル!
パイロットから「重量のある手荷物が放出してください」とアナウンスがあると、ダー子は次々赤星のアタッシュケースを機体の外に放出します。
ダー子と共にアタッシュケースを放出しているのはなんとリチャード。
赤星はこのエンジントラブルが仕込みであったことに気づきます。
真下は鳥取砂丘。現金は砂丘にあります。
スカイダイビングの装置をつけ逃走しようとするダー子達でしたが、赤星に装置を奪われ、赤星が飛び降ります。
砂丘に下りた赤星ですが、アタッシュケースの中身はすべて紙切れ。現金が入っていません。
一方飛行機内では、現金入りのアタッシュケースが残されており、ついに現金20億を奪うことに成功。
後日、3人は祝賀会!
そして分け前を分配すると、飛行機チャーターや手伝ってくれた仲間への報酬など差し引くと、配当金はほとんど残っていませんでした・・
というオチ。
感想
話の筋がキチンと作りこまれているのが良かったです。
最後、江口洋介さん演じる赤星が飛び降りなければどうなったのか、など気になりましたが・・
数ヶ月でCAになったり飛行機からダイブしたり、こんな展開ありえない、と思う方もいると思いますが、それを言い出すと楽しめないかな。
また、あらすじにはかけてませんが、細かい笑いどころが満載。
誰一人、国税局査察部が言えない、というネタには笑いました。
国税局しゃしゃちゅぶ(笑)
俳優の演技も良かったです。
ぶっとんではじけた演技をする長澤まさみさん、安定の小日向文さんはもちろん、心配されている東出昌大さんの演技も問題なく楽しめました。
こういうコメディ色強いほうが向いているのかも?
脚本家・古沢良太とは?
映画は、『ALWAYS 三丁目の夕日』『探偵はBARにいる』『寄生獣』などを書かれています。
ドラマ『リーガルハイ』で圧倒的に人気となりましたのでその印象が強いかと思います。
僕的には『鈴木先生』も大好きでした。
『相棒』も全部ではありませんが担当していました。
中でも僕が古沢良太さんの作品で一番印象に残っているのは『キサラギ』です。
『キサラギ』は、自殺したアイドル・如月ミキの一周忌に、ファンサイトを通じて集まった5人の男が真相を暴こうとする話で、完全な密室劇です。
三谷幸喜さんの『12人の優しい日本人』とも似た雰囲気ですが、本当によく出来ていて、伏線回収が素晴らしく最高に楽しめました。
今回のコンフィデンスマンJPも『キサラギ』や『リーガルハイ』のような作り込まれた脚本を期待!!
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